ボブスレーのぶろぐ

私が分かったこと,分からないこと,調べたこと,疑問に思うことなどを徒然なるままに書きます.

湿度と空気の重さ

うちは一階に風呂場がある.風呂に入った後,風呂場のドアを開けっぱなしにしていたら,二階に水分をたくさん含んだ空気が上がってきた.

 

あれ,もしかして湿度が高いほうが空気は軽い??

 

いや,でもそんなことあるか?水の方が空気より重い感じするし...

 

調べた.

 

空気の単位体積当たりの重さ(密度)は空気の平均分子量で決定される.

 

 

平均分子量が大きいほうが重くなる.

 

空気中には窒素N2が約80%,酸素O2が約20%含まれているため,

窒素の原子量N=14,

酸素の原子量O=16として,

空気の平均分子量Mは,

 

M = 0.8×28 + 0.2×32 = 28.8 g/mol

 

となる.

 

ここで水H2Oの分子量Wは

 

W = 1×2 + 16 = 18 g/mol

 

となる.

 

水の分子量Wは空気の平均分子寮Mよりも小さいため,空気のうち水の分子が占める割合が高ければ高いほど,空気は軽くなる.

 

私の感覚としては,やっぱり湿度が上がれば,空気は重くなるだろうと思っていたが,

計算してみればそれは間違いだということがわかった.

 

 本当は原子量,とか,分子量とか,molとかも解説したかったが,

私がわかりやすく教えられる自身がなかったため,

 

今回は省略させていただく.